研究発表会

日本造園学会では、学会員相互の直接コミュニケーションの場である全国大会での議論の活性化のため、セッション制をとりいれております。つきましては、下記の具体的な内容をご理解いただき、発表会における議論の活性化にご協力いただきたくお願いいたします。発表会は現地会場での開催を予定していますが、新型コロナウイルス感染症の状況に応じて開催方法の変更もあります。

セッションの形式

・研究の対象、方法等に関連性が認められる論文発表4件程度をひとまとめのセッションとし、それらに共通する、もしくは総括するテーマを設定しています。
・各セッションは90分(4題及び3題とも)とし、その中で研究論文の発表(45~60分程度)を予定しています。
・各研究論文の発表は、12分発表+3分質疑応答/題を想定しています。
・セッション内の時間配分(セッションのテーマ説明、各研究論文の発表・質疑応答、総合討論、まとめ等)は、座長の判断で適宜設定します。

研究発表一覧

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※オンラインは当日、会場の映像・音声をZoomで配信するのみです。当日の画面共有、チャット、後日の録画のアーカイブはいたしません。

■第1セッション 9:15-10:45

第1会場:S21講義室

造園意匠の伝統と継承 座長:浦﨑 真一(大阪芸術大学)

「近江石工・西村嘉兵衛の蓮華寺燈籠と奥の院燈籠の形態的特徴と技術」
 楊書偉・落合知帆・深町加津枝
「資料から読み解く滋賀県の名工・西村嘉兵衛の石燈籠に関する研究」
 落合知帆
「池坊の立花にみる風景表現技法の変遷
 陸丹・山本清龍
「『松濤園拝観記事文』にみる松濤園の初期庭園様相に関する 研究」
 関西剛康・王金陽・大森麻里

第2会場:S31講義室

国立公園の利用と保全 座長:黒田 貴綱 (日本大学)

「阿蘇くじゅう国立公園における二次草原保全活動ボランティア の活動継続と制約の要因」
 町田怜子・愛甲哲也・松島 肇・武正憲・庄子康・御手洗 洋蔵・三上直之
「やんばる地域における地域住民が参画する自然資源の保全、 管理、利用の活動展開」
 加藤麻理子
「ガイドツアータイプと参加経験に着目した参加意向者の特徴と ガイドツアーに求めること」
 五木田玲子・仲七重・寺崎竜 雄

第3会場:N11講義室

都市緑地の景観評価 座長:村上 暁信 (筑波大学)

「兵庫県尼崎市南部における工場に存在する神社緑地の特性」
 上田萌子・西川修平
「松戸市における市民の景観評価の傾向に関する研究」
 劉佳音・張涵瑩・秋田典子
「松戸市の市民景観選好における眺望景観に関する研究」
 張涵瑩・劉佳音・秋田典子

第4会場:N13講義室

非常時の公園利用 座長:嶽山 洋志 (兵庫県立大学/淡路景観園芸学校)

「北海道胆振東部地震発生後の集合住宅居住者の都市公園水 道施設利用に関する一考察」
 椎野亜紀夫
「コロナ禍下の一斉休校園や緊急事態宣言等が子どもの住区 基幹公園の利用に及ぼす影響」
 石井匡志・三島孔明・中村仁 美・荻野淳司
「人流ビッグデータで見たCOVID-19流行前後の人々のグリーン インフラ利用の変化」
上野裕介・加藤禎久・白土智子 上野裕介・加藤禎久・白土智子・船本洋司・中谷俊文

第5会場:N21講義室

公共空間の利用行動 座長:小宅 由似 (香川大学)

「植物園の展示温室における展示手法と来園者の観覧行動についての考察」
 阿部えれに・菅野博貢
「民間収益施設のある都市公園の利用者の購買行動と滞留場所の関係性」
 遠藤玲・中村和彦・山本清龍
「大阪府営浜寺公園における温熱環境とベンチ利用者の滞留特性に関する研究」
 山田宏之・山本峻也

第6会場:N31講義室

社会的な背景から空間を読み解く2 座長:高瀬 唯 (茨城大学)

「埼玉県飯能市天覧山周辺の散策路と周辺地域の整備・開発・保全に関する一考察」
 岡村祐・片桐由希子
「石仏の安置場所からみる京都の若狭街道沿いの集落と道の関係性」
 張平星
「日本における戦争遺跡の現状と課題」
 神田麻衣子・黒田乃生
「室蘭公園の開設から消失に至る過程に対する社会文化的観点からの史的考察」
 小林昭裕

 

■第2セッション 10:55-12:25

第1会場:S21講義室

官と民による公園づくりと緑花推進 座長:竹田 和真(大阪産業大学)

「都市公園サウンディングにおける行政の意識構造の解明とその発展的な変化の可能性」
 三浦大和・塩見一三男・市村 恒士
「地方自治体の都市公園の基本的なサービス及び維持管理コストの実態と再編に対する意識」
 半田隼祐・高田紘知・塩見一 三男・市村恒士
「市民参画型公園づくりにおける参加者に対するエンパワーメントの方法に関する研究」
 植田舞・松尾薫・加我宏之・ 武田重昭
「「花と緑のぐんまづくり」の特性とプロジェクトの評価に関する一考察」
 塚田伸也・森田哲夫・松田拓 也・山田真次・新井健司

第2会場:S31講義室

社会的な背景から空間を読み解く1 座長:柴田 祐 (熊本県立大学)

「樹木葬墓地の近年の動向と形態変化に関する研究」
 上田裕文
「戦後の所有者属性に着目した農住混在地域における土地所有の変容に関する研究」
 小森美咲・村上暁信
「佐波郡利根川周辺地域における鉄道開通後の桑園の特徴について」
 栗原正博・篠沢健太
「明治期の材木売上帳にみる琵琶湖西岸地域の森林資源の用途別流通」
 神代栄理子・深町加津枝・神 代圭輔・高橋大樹

第3会場:N11講義室

都市緑地の景観評価 座長:原科 幸爾 (岩手大学)

「近世・近代に形成された水ワサビ産地の景観構造」
 横尾陽奈子・荒井歩
「兵庫県南あわじ市における玉ねぎ小屋の景観特性」
 高橋里佳・嶽山洋志・美濃 伸之
「栃木県那珂川町富山舟戸地区の開花景観による地域資源植物イワウチワの生育立地特性」
 大澤啓志
「グリーン・ツーリズムに寄与する農村景観の形成・保全に関す る景観計画上の記述の実態」
 伊藤裕紀・高瀬唯・牧山正男

第5会場:N21講義室

自然環境の空間利用・認識 座長:町田 怜子 (東京農業大学)

「利用経路が異なる伊吹山来訪者の協力金に対する意識にみる入山協力金制度の課題」
 小堀貴子・山本清龍・山島有 喜
「ビーコンを用いた那須岳における登山ルートの類型と訪問者 の滞在と移動に関する研究」
 久保暁子・山本清龍・福崎昭 伸・田中義明・安永隆一
「マウンテンバイカーの野外フィールドへの価値認識と地域貢献 活動への志向」
 平野悠一郎・野間大介・武正 憲

第6会場:N31講義室

オープンスペースの利活用 座長:福本 優 (兵庫県立人と自然の博物館)

「共有地を持つ小規模な戸建住宅地における緑と居住者意識の入居5年間の変化」
 熊倉永子・清水志穂・須永 修通・深澤朋美
「大島4丁目集合住宅屋外空間における多国籍居住者の利活用実態及び意向に関する研究」
 福岡孝則・張珺眉
「大阪北港株式会社経営地計画における内田祥三の屋外空間 の計画」
中川嵩章・真田純子

 

■第3セッション 13:25-14:55

第1会場:S21講義室

計測技術の応用 座長:今西 純一 (大阪府立大学)

「地上および空中撮影による近赤外画像を用いた樹木の衰退度診断への応用」
 長谷川彩季・國井洋一
「音響トモグラフィーによる戦災樹木の非破壊的腐朽診断」
 根岸尚代・菅野博貢
「3次元点群データを用いた日本庭園の透かし剪定による視距離変化の特徴の解析」
 矢作岳・加藤顕・加藤友規・ 三谷徹

第2会場:S31講義室

国立公園の利用 施設と計画 座長:水内 佑輔 (東京大学)

「国立公園のビジターセンターの管理者による情報発信と活動の差異」
 佐々木啓・山本清龍・中村 和彦
「GISを用いた立地環境特性に基づくビジターセンターの類別化」
 福田一葉・下嶋聖・町田怜子・土屋薫・竹内将俊
「多島海景観享受から捉えた瀬戸内海国立公園の展望地整備のあり方に関する研究」
 濱久保衛・伊藤弘

第3会場:N11講義室

ランドスケープと 教育 座長:濱 泰一 (東京大学空間情報科学研究センター)

「公園緑地に携わる実務者を対象としてユニバーサルデザイン教育を実施する場合の留意点」
 美濃伸之・嶽山洋志
「富山大学の学生の地域定着を見据えた就職先地域の魅力度と企業および地域選択の関連性」
 尾山真・金岡省吾・小松亜 紀子・市村恒士
「山羊飼育未経験者が山羊除草導入時に直面する課題」
 守宏美・新保奈穂美・平田 富士男

第4会場:N13講義室

広域計画 座長:山田 順之 (鹿島建設(株)技術研究所)

「世界遺産委員会の議論に見る文化遺産の緩衝地帯の課題」
 李珣媄・黒田乃生
「首都圏近郊整備地帯内における水循環グリーンインフラの特質と計画論に関する研究」
 石川幹子・山本遼介・横山 紗英
「大阪市内在勤者を対象とした屋外空間のワークプレイスとしての利用と効果に関する研究」
 杉原るる・松尾薫・武田重 昭・加我宏之

第5会場:N21講義室

景観評価 座長:片桐 由希子 (金沢工業大学)

「琵琶湖沿岸域の内湖干拓地における軸線を中心とする見通し景観の評価構造」
 西村成貴・村上修一・轟慎 一
「屋外で認識される空間領域とその認識を助ける景観要素の対応関係に関する研究」
 寶珍宏元・田中大輝・武田 史朗
「住居地域の街路景観に占める植栽,空,道路の比率と景観評価の関係性」
 五月女誠史・山本清龍・土 屋一彬
「パリにおけるヴィスタとアイストップを用いた街並みの景観構成の特徴について」
 平岡直樹