学生公開デザインコンペ

デザインテーマ

GARDEN ISLAND / GARDEN CITY の未来
〜花のまちづくりの継承と発展と進化と〜

公益社団法人日本造園学会では、2022 年度全国大会の一環として、学生公開デザインコンペを実施し、5月15日に一次審査会(非公開/作品の応募者名・所属は匿名)を実施し、以下の11作品を一次審査通過作品を選定。今後、二次審査会を6⽉17⽇(⾦)、審査結果発表・表彰式を6⽉ 18 ⽇(⼟)に恵庭市民会館で開催し、両日にわたって応募された全作品を恵庭市民会館に展示いたしました。

 

2020年6月20日 掲載 (※ーーーーーまで)

入賞作品の紹介

最優秀

私の育てる恵庭 在来種参加型花⽣産によるまちづくりネットワークの拡⼤

登録番号61 焦 英楠 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      遠藤 翼 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      北嶋 萌絵 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      井⽥ 衿花 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      任  琬玥 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科


優秀賞 ※登録番号順

共創する庭 City as a commune garden

登録番号07 桝富 宝弘 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      三上 奈々 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      陸 羿廷 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      李 昱澤 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      李 丹  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科

⼤地の巣 ー⽺と花のガーデンシティ

登録番号50 劉 坤  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      林 ⾬炫 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      張 寅曆 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      陳 魯  北京林業⼤学
      尾⽯ 光 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
 

⼊ 賞 ※登録番号順

共栄のハビタット

登録番号01 王 運逹  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      ⼭本 祐⼦ 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      佐藤 樹  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      姜 翼楠  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      櫻庭 由樹 千葉⼤学園芸学部

些細な宝ー花の廃材を⽣かした庭作り

登録番号05 呂  氷驊 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      廣島 幸⾳ 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      ⼤⽊ 翔⽣ 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      ⽑  ⽉婷 千葉⼤学⼤学院園芸学研究科
      Lin Tianyi  千葉⼤学⼤学院園芸学研究科

「スキマ」を彩る

登録番号10 市原 優太 千葉⼤学⼤学院融合理⼯学府
      具志 涼  千葉⼤学⼤学院融合理⼯学府
      有信 拓真 千葉⼤学⼯学部
      渡邉 康太 千葉⼤学⼯学部

健康ライン︓ひと・動物をめぐり、環境を守る

登録番号36 TANG JIONGOYIN 東京農業⼤学⼤学院
      福⽥ 理恩 東京農業⼤学⼤学院
      陸  ⾬浩 東京農業⼤学⼤学院
      謝  定  東京農業⼤学

nomadic BEEing “はちにわ”で築く移動養蜂との⽢い関係

登録番号39 松⼾⾹奈枝 東京⼤学⼤学院⼯学系研究科
      武⽥ オダイマ海沙⼦ 東京⼤学⼤学院⼯学系研究科

Garden Trail – My Hometown. Our Garden –

登録番号42 富永 悠暉 早稲⽥⼤学⼤学院創造理⼯学研究科
      川﨑 太⼀ 早稲⽥⼤学⼤学院創造理⼯学研究科
      本夛みずほ 早稲⽥⼤学⼤学院創造理⼯学研究科
      尾鷲 和希 早稲⽥⼤学⼤学院創造理⼯学研究科

雪が溶けて花が咲く ~ガーデン⽂化を紡いでいく、雪と花の道庭計画~

登録番号57 ⻑⾕川ゆい 武蔵野美術⼤学⼤学院
      王  雪純 武蔵野美術⼤学⼤学院
      ⾦  偉地 多摩美術⼤学⼤学院

 

奨励賞(⾼校⽣作品)

FLOWER Hotel for All, Hotel for All FLOWERS
〜全ての⼈に花のホテルを、すべての花のためにホテルを〜

 

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学生公開デザインコンペ 二次審査会 6月17日(金)14:00~

二次審査オンライン配信アクセス先 ←クリック(Zoomウェビナー)
ID 970 7037 8077    パスコード 342750

 

◆一次審査通過作品(奨励賞含む)
 #01 #05 #07 #10 #36  #39 #41H(高校生作品)#42 #50 #57 #61

1.デザインテーマ
GARDEN ISLAND / GARDEN CITY の未来
〜花のまちづくりの継承と発展と進化と〜

2.公開デザインコンペの趣旨
 地方創生が叫ばれ約10年が経過し、社会情勢が変化し続ける中、パブリックスペース等を舞台としたランドスケープイニシアティブの取り組みが多く行われてきました。本デザインコンペでは、地方の中でも中央からみて一番離れた場所に位置する北海道を対象地として「GARDEN ISLAND / GARDEN CITY の未来」をテーマに様々な問題解決、新たな価値創造アイデアを募集します。
 北海道は命名150年を迎え、特有の環境、歴史の中で、独自の文化が育まれてきました。なかでも「ガーデン文化」は特色あるもので、個人庭園を一般に開放する「オープンガーデン」の取り組みや、北海道全体を庭園のように美しい島にしようとする市民運動である「ガーデンアイランド北海道」、名所である庭園を周遊して楽しむ観光的取り組みである「北海道ガーデン街道」などが行われてきた先進的な地域です。
 これらの取り組みの発端となっている恵庭市では住民、造園業・生産者等が主体となり行政がサポートする形で花のまちづくりが盛んに行われてきています。2020年11月には花のまちづくりの活動拠点「花の拠点 はなふる」が道の駅に隣接して整備され2022年には全国都市緑化フェアの会場となり全国的な注目を集めています。一方で、花のまちづくりに関わる市民等の高齢化、都市公園等のパブリックスペースの老朽化などの課題を抱えており、SDGsの観点も含めこれから新たなフェーズでの「GARDEN CITY」のあり方、育て方が求められています。
 本コンペでは、北海道恵庭市「花の拠点 はなふる 」を拠点とし、周辺地区・地域をランドスケープの観点から既存資源(社会、自然)を活用した「GARDEN ISLAND / GARDEN CITY の未来」をローカルかつグローバルな視点で問題設定、対象地設定をして課題解決、新たな価値創造を大胆に提案ください。
 学生の皆様のチャレンジを期待しています。

3.対象地
 北海道恵庭市「花の拠点 はなふる」を拠点とした周辺地区、地域を主な対象地とします。支笏洞爺国立公園、民族共生象徴空間ウポポイ、北海道ボールパークなどを含むより広範囲な地域設定や北海道全体の提案でもかまいません。広域スケールの提案の際も、「花の拠点 はなふる」の位置づけを明確にしてください。

 ※資料 1)恵庭はなふる平面図(1/1000@A3)
     2)恵庭はなふる周辺図(1/2500@A3)
     3)恵庭はなふる紹介サイト(都市緑化フェア公式サイト) 

4.応募条件
1) 応募資格は⾼校⽣、専⾨学校⽣、短⼤⽣、⼤学⽣、⼤学院⽣の個⼈またはグループとします。登録時に学⽣であれば応募時(作品提出時)に社会⼈でもかまいません。なお、⾼校⽣は⼀次審査のみとし、⼀次審査終了後、⼊賞者に連絡します。

2) グループの応募は 5名以内とし、代表者を 1 名選定していただきます。

3) 専⾨分野は問いません(ランドスケープ、都市計画、⼟⽊、建築、デザイン等 )。

4) パネルは⽇本語または英語、プレゼンテーションは⽇本語とします。英語のみを使⽤する者が応募する場合は、 ⽇本語によるプレゼンテーション(質疑応答を含む)が可能な者と組んで、グループで応募してください。

5) 恵庭市民会館(予定)で⾏われる2022 年 6⽉ 17 ⽇(⾦)の⼆次審査会(公開プレゼンテーション)と、同市民会館で⾏われる6⽉ 18 ⽇(⼟)の表彰式への参加が求められます。グループによる応募の場合は、⼆次審査会および表彰式への全員の参加に努めてください。

6) 応募作品は未公表でオリジナルなものに限ります。アイデアや表現などにおける他者の作品との極端な類似が⾒られるなど、作品のオリジナリティが疑われる場合は、その作品を失格とする場合があります。

5.今後のスケジュール
⼆次審査会 2022年6⽉17⽇(⾦) 恵庭市民会館 中ホール(予定)

審査結果発表・表彰式 2022年6⽉18⽇(⼟)恵庭市民会館 大ホール(予定)

6.登録方法
1) 応募には事前登録が必要です。上記の登録期間中に必要事項を記⼊の上、件名を「公開デザインコンペ登録希望」としたメールを送付してください。登録希望のメールを送付された⽅には、登録番号を発⾏します。応募希望者の登録番号受理をもって登録完了とします。

2) 必要事項
応募者⽒名、所属(グループの場合は代表者⽒名および構成員の⽒名、全員の所属)、代表者の住所、Eメールアドレス、電話番号。

3) 応募および問い合わせ
学⽣公開デザインコンペ事務局: jilacompe(at)jila-zouen.org (担当:松島)
※ (at)は半⾓@に置き換えてください。

4) 登録の注意事項
・ 期間を厳守してください。期間外の登録は受け付けません。
・ 登録受付の返信メールが届かない場合は登録期間内に問合せてください
・ 登録メールの送信記録を⾃分で保存してください。

7.質疑応答・現地見学会
現地⾒学会は⾏いません。学会ホームページ上( https://www.jila-zouen.org )で提供する資料(敷地図、平面図など)を参考にしてください。質疑についてはメールで事務局宛にお送りください。ホームページ上で回答を公表します。各自で現地を視察する場合、対象地およびその周辺地域には多くの市⺠が仕事や⽣活をしており、観光地でもあることから、事故を起こしたり迷惑をかけたりすることがないよう、良識ある⾏動をお願いします。

8.作品提出および公開プレゼンテーションの方法
1) ⼀次審査:提出物
・ A1サイズパネル
A1(594×841 mm)⽤紙 2 枚で⾃由にレイアウト。横⻑⽅向で使⽤し、縦2 枚並び。5 mm 程度の厚さのパネル(A0縦に相当)に貼って提出してください。パネルにフレームを付けないでください。すべてのパネル裏⾯右上隅に「登録番号」(サイズ 5 cm×5 cm)を記載してください。送料は応募者負担となります。

送付先:〒060-8589
札幌市北区北9条西9丁目 北海道⼤学大学院農学研究院 松島 肇
TEL:011-706-2451
*「⽇本造園学会学⽣公開コンペ作品在中」と朱書きしてください。
・ PDFデータ
データ転送サービス等を使⽤して送付することとし、1 データ50MB までとしてください(50MB を超えるファイルは届かない恐れがありますご注意ください)。
データはPDF 形式、High Quality で作成してください。

送付先:jilacompe(at)jila-zouen.org
※ (at)は半⾓@に置き換えてください。

2) 応募作品の条件
⼿描き、CAD、CG、模型写真等、平⾯なグラフィックが含まれていれば形式は問いませんが、審査の際の視認性に⼗分ご配慮ください。
具体的な空間デザインとして評価できる表現を必ず⼊れてください。

3) ⼆次審査:公開プレゼンテーション
・ ⼀次審査で選ばれたチームの⽅は、公開プレゼンテーション⽤ファイル(PDF)を前日までに事務局まで電子メールまたはデータ転送サービスにて送付してください。審査⽇は 6 ⽉ 17 ⽇(⾦)の予定です。⼆次審査では提出済みパネルに加え、模型や PowerPoint による追加説明資料を認めます(追加のパネルは認めません)。
・ ⼀次審査を通過したチームについては、学会ホームページへの成果物の掲載をもって公開とみなします。

4) 注意事項
・ 応募者を特定できるような記述は避けてください。
・ 図や⽂字を貼り付ける場合は、剥がれ落ちないようにしてください。輸送中に剥がれたものについては、事務局で責任は負いません。

9.表彰の内容
・最優秀賞(1点)   賞状,賞金(5万円)
・優 秀 賞(2点)   賞状,賞金(2万円)
・佳  作(7点程度) 賞状,賞金(1万円)

10.審査委員会
・ 審査委員⻑:
 福岡 孝則 氏(東京農業⼤学地域環境科学部 准教授)

・ 審査委員:
 上野 砂由紀 氏(上野ファーム ヘッドガーデナー)
 内倉 真裕美 氏(NPO法人ガーデンアイランド北海道 理事長)
 三島 由樹 氏(フォルク 代表取締役)
 村田 周一 氏(高野ランドスケーププランニング 代表取締役)
 森本 淳子 氏 (北海道⼤学⼤学院農学研究院 准教授)
 江川 美樹 氏(恵庭市 経済部長)

 金 伸彦 氏(恵庭市経済部 花と緑・観光課長)*一次審査のみ

11.選考および結果通知
1) ⼀次審査(⾮公開)
審査委員会は、主旨及び課題を総合的に検討し、本学⽣コンペの条件に適合した優れた提案を10作品程度選考します。
・ 審査委員会は、提出された応募作品により審査します。
・ 提出者の名前は匿名で⾏います。
・ ⼀次審査通過者を⼊賞者とします。
・ ⼀次審査の結果は、応募者全員に登録されたメールアドレスへ通知します。

2) ⼆次審査(公開)
⼀次審査で通過された作品の応募者には、6⽉17⽇(⾦)に開催する公開プレゼンテーションにおいて応募者本⼈による提案内容のプレゼンテーションをしていただき、審査委員との質疑応答の機会を設けます(発表5分、質疑応答10分)。審査委員会は、⼀次審査通過作品のプレゼンテーションならびに質疑応答を参考に、最優秀賞等の選考を⾏います。
・ プレゼンテーションは、⼀次審査提出物と同⼀内容にしてください。説明のためであっても新たなグラフィックを付け加えることはできません。
・ 盗作防⽌のため⼀次審査通過作品については作品画像を学会ホームページで公開します。
・ ⼆次審査の結果は、6⽉17⽇(⾦)の審査会後に内⽰します。6⽉18⽇(⼟)の表彰式において正式に発表、表彰されますので参加してください。

12.その他
1) 審査結果に関する質問や異議には応じません。

2) 応募作品およびデータの返却は⾏いません。

3) 失格要件
応募登録⽤紙に虚偽の記載があった場合、及び、応募作品中に応募者の⽒名や所属の特定、推測ができる表記があった場合は失格とします。また、応募作品に使⽤された図⾯、書類等に関して著作権に関する問題が⽣じた作品については、失格とする場合もあります。

4) 著作権
応募作品の図⾯、書類の著作権は、応募者に帰属しますが、公益社団法⼈⽇本造園学会は、本コンペに関して必要な公表、出版についての権利を無料で使⽤できるものとします。また、作品に使⽤する図版、写真等の著作権については、応募者の責任において確認等を行っていただき、本コンペ企画側ではこれら著作権等に関する責任は負いません。

5) 公表および出版
応募作品の全部もしくは⼀部、審査経緯、審査結果、講評等をまとめた「学⽣公開デザインコンペ」の報告を学会ホームページならびに学会誌「ランドスケープ研究」に掲載する予定です。この際、応募者の⽒名、所属を公表します。