6月19日(日)15:05-16:35
日本庭園の“わざ”(伝承造園技術)をいかにして継承し、未来へつないでゆくか?
■目的
日本造園学会日本庭園の「こころ」と「わざ」に関する研究推進委員会では、日本庭園をかたちづくる技術を、1)重量物の運搬に関する技術、2)地割の築造・土工・地形造成に関する技術、3)池泉・水工に関する技術、4)石の吊り上げ・据え付けに関する技術、5)樹木の繁殖・造形・植栽・整枝に関する技術、6)庭園施設の工作・組み上げに関する技術、7)小仕事技術、8)庭園管理に関する技術(樹木の剪定などの管理を除く)、の 8 つに大別し、個々の技術の詳細なリストづくりを進めている。
今回のミニフォーラムでは、上記の日本庭園の伝承造園技術が、国内外の団体等によって如何にして継承され、後継者の育成の取り組みがなされているのかを確認しつつ、未来へつないでゆくためには、いかなる取り組みが重要かを議論する。本フォーラムでは、伝承技術とともに、使用道具と技能者(庭師)の使用言語についても検討対象としつつ、日本庭園の技術が有する価値の多面的視座を得るための議論を展開したい。
■主な参加者と役割
話題提供・総合討論 寺石隆一氏(日本造園組合連合会)
話題提供・総合討論 高橋康夫氏(日本庭園協会)
話題提供・総合討論 内山貞文氏(ポートランド日本庭園)
話題提供・司会・コメント 粟野 隆(東京農業大学)
■連携する団体
日本造園組合連合会、日本庭園協会、ポートランド日本庭園、日本造園学会日本庭園の「こころ」と「わざ」に関する研究推進委員会