ミニフォーラム7

6月19日(日)16:45-18:15

東京臨海部の再開発と「文化財庭園都市」

■目的

 東京臨海部には、かつて多くの潮入りの庭園があった。現在も残る旧芝離宮恩賜庭園、浜離宮恩賜庭園、そして築地市場跡地にかつて存在した浴恩園は、いずれも海の自然をデザインした潮入りの池を持つ大名庭園であった。われわれは、これらの臨海部の庭園群を現代都市のグリーンインフラとして活かし、庭園を中心に多様なステークフォルダーと共につくりあげていく「文化財庭園都市」を提唱している。都市と海との共生方法をあらわしているランドスケープである庭園を現代都市にどのように活かしていくか。本フォーラムでは、現在、東京臨海部で進みつつある都市開発プロジェクトと庭園の関係を紹介しながら、都市と庭園の機能のあり方を見直し、ポストコロナ時代、庭園が牽引する新しい都市への再編について、議論・意見交換することを目的とする。

■主な参加者と役割

企画・運営 趣旨説明・司会進行
 竹内智子(千葉大学)
話題提供
 東京臨海部の開発事業の今
  内藤結子(港区)
 旧芝離宮恩賜庭園を観賞する人と範囲の変遷
  石綿優大郎(千葉大学)
 海の自然と共生する新しい文化財庭園都市
  千葉大学竹内研究室
 東京の海と庭園のこれから
  樋渡達也(武蔵野文化協会)
コメント  
  平澤 毅(文化庁)
  菊池正芳(公益財団法人 東京都慰霊協会)
  北村葉子(公益財団法人 東京都公園協会)
総 評
  亀山 章(東京農工大学名誉教授)

■連携する団体

 千葉大学、(公益財団法人)東京都公園協会、
 武蔵野文化協会、文化庁、港区